2023年5月18日に歌舞伎俳優の市川猿之助さんが両親とともに自宅で倒れているというニュースが入り、日本中に衝撃が走りましたね。母親の延子さんと父親の段四郎さんは既に亡くなられてしまっているとのことで非常に悲しいニュースとなりました。
歌舞伎界に由緒ある家系で生まれ育ってきた4代目市川猿之助さんでしたが、倒れた先日には週刊誌ポストセブンから性加害疑惑のスクープを公表されてしまった事で、巷で炎上騒ぎになりましたが、とにかく市川猿之助さんの無事を祈りたいですね。
今回は、市川猿之助さんの母親の延子さんがどの様な方だったのか、その経歴や人物像について情報をまとめてまいります!
市川猿之助の母親・喜熨斗延子は京友禅の家系生まれの日本舞踏家!
市川猿之助さんの母親は喜熨斗 延子(きのし えんこ)さんというお名前で、あまり表に出てこないですが、実は友禅図案家の娘で、日本舞踊を嗜んでいます。
かなり昔のお写真ですが、猿之助さんの母親の延子さんの顔画像は、段四郎さんの家族写真に写っており、笑顔が素敵で、とっても綺麗な方なのが伝わってきますね!
具体的な馴れ初めは公表されていませんが、母親の延子さんは元々着物などの伝統工芸品にゆかりのある京友禅の家系の生まれだったので、もしかしたら歌舞伎業界のお見合いなどで知り合ったのかもしれませんね。
4代目市川段四郎さんと結婚する際には、先代の3代目猿之助さんに
「歌舞伎役者の女房は大変だ。」「段四郎を良い役者にして欲しい」
と励ましたエピソードもあるそうです。
また、母親の延子さんの家系は、友禅図案家というのは京都にある京友禅で、着物や作家作品など伝統工芸品を手がける由緒ある家系です。
京友禅とは 京都の伝統工芸品のひとつで、8世紀頃から伝わる染色技法を能登国(現・石川県)で加賀染めを習った後、京都へ出た扇絵師の宮崎友禅斎が17世紀ごろに確立した手描き友禅が起源となっています。
日本三大友禅のうち、京友禅、加賀友禅、江戸(東京)友禅の3つがそれに数えられるのですが、母親の延子さんも歴史ある家系生まれということだったのは凄いですね。
市川猿之助の両親は市川段四郎と日本舞踏家の母・延子
4代目猿之助さんは、そんな父・段四郎さん、母・延子さん二人の長男として生まれました。1975年に誕生した4代目市川猿之助の本名は、喜熨斗孝彦(きのし たかひこ)です。
「猿之助」の名跡は伯父にあたる当代猿翁こと3代目猿之助さんから受け継ぎました。
猿之助さんが歌舞伎役者を目指すきっかけは幼少の頃に『義経千本桜』の通称「四ノ切」で源九郎狐となって宙乗りをする先代を見て「ボクもああなるの」と伯父に憧れたそうです。
4代目猿之助さんの初演は、2010年8月18日に国立劇場で「亀治郎の会」の舞台でした。これを観た先代の猿翁さんが「猿之助」の名跡を当代に譲る決意をしたそうで、そのあとは当たり役隣、本公演で繰り返し上演するに至りました。
今では、歌舞伎役者としてだけでなく、TVドラマの俳優としてもよく見かける顔となっていますね。
市川猿之助の従兄弟には俳優・香川照之も!
そんな由緒ある家系に生まれた市川猿之助さんですが、実は市川猿之助さんの従兄弟には俳優の香川照之さんがいたのです。
こうしてパッと見顔が似てるのも祖父母から血を受け継いでいるからなのかもしれませんね。
こうして市川猿之助さんの家系図を見てみると、歴代の祖父母の奥さんもほとんどが女優や舞踏経験がある芸能関係者ばかり!
しかも香川照之さんとよくTVドラマでもよく顔を見る存在だっただけに、伯父が一緒の従兄弟だったと本当に驚きですね。
市川猿之助の母親・延子さんについてまとめ!
4代目市川猿之助さんの母親の延子さんについて調べてみましたが、日本舞踏を嗜んでいたり、家系も京友禅という日本で古くから親しまれている伝統工芸の家系からの生まれだったのは驚きでした。
あまり表舞台には出ていないのが残念ですが、ずっと影で段四郎さんや猿之助さんをサポートし続けていたと考えるととっても凄いお方なのが伝わってきますね。