大ヒット映画「ダイ・ハード」シリーズの主人公「ジョン・マクレーン」役など数々の役どころを務めたハリウッドスターのブルース・ウィリスさんが認知症を患っていた事が家族から公表され話題になっていますね。
今回は、ブルース・ウィリスさんの認知症の症状についてや、今後復帰は可能なのかどうかについてはもちろん、ネット上のファンの声も交えてお伝えしたいと思います。
ブルース・ウィリスが認知症になった事が公表される
2022年3月30日に失語症を患ってしまったため、俳優業を引退されていたブルース・ウィリスさんですが、さらに悪化してしまったようです。
『ダイハード(Die Hard)』などの人気アクション映画への出演で知られる米俳優ブルース・ウィリス(Bruce Willis)さん(67)さんが、治療法のない前頭側頭型認知症と診断された。家族が16日、明らかにした。
失語症を患ってからブルース・ウィリスさんの症状は悪化の一途を辿ってしまっているそうで、現在は「前頭葉型認知症」という治療法が現在ないと診断されているそうです。
認知症の公表は、ブルース・ウィリスさんのご家族が直接したそうで、ブルース・ウィリスさんの復帰を願うファンにとっては悲しいお知らせとなってしまいましたね・・・。
ブルース・ウィリスの「前頭葉型認知症」ってどんな病気なのか?
前頭葉型認知症になる原因は、主に加齢による脳の萎縮や脳細胞の死滅による前頭葉や側頭葉の障害が起因していると言われています。
これまでの研究で、脳の神経細胞にタウたんぱくやTDP-43と呼ばれるたんぱく質が蓄積することがわかっていますが、詳しいことについてはまだ解明されていません。
前頭側頭型認知症は、脳の前頭葉と側頭葉が障害されることで発症する認知症です。性格の変化や社会性の欠如、同じことを繰り返すなどの症状がみられます。発症年齢が比較的若く、初期のうちはもの忘れも目立たないため、認知症以外の別の精神疾患と診断されてしまうことも少なくありません。
前頭側頭型認知症のほとんどは70歳までに発病します。65歳未満に発症する若年性認知症の原因としては血管性認知症、アルツハイマー型認知症に次ぐ3番目となっています。
欧米では30~50%に遺伝が認められていますが、国内では遺伝による発病はほとんどありません。
認知症に関する研究は長年行われてきていますが、依然として症状を遅らせる事はできても、認知症を回復させる治療はまだできていないため、ブルース・ウィリスさんが復帰する可能性は著しく低いと思われますね・・・。
前頭葉型認知症の症状は?悪化すると寝たきりに
また、前頭葉型認知症の症状は、
・毎日同じ時間に同じ行為をすることにこだわったり、欲求を抑えられずに本能のままに行動することが増える
・身だしなみに気を遣わなくなる、礼儀に欠ける行動をとる、痴漢行為や万引きなど反社会的な行為もみられます。
などなど異常行動が増えるそうですが、本人に悪いことをしているという自覚はまったくありません。それだけに制止をすると、興奮や暴力を招いてしまうことも。
一方で、自分から何かをする意欲がなくなったり、受け応えがいいかげんになるなどの自発性の低下がみられることもあるようですね。
【認知症が進行すると】
・意欲や活動性の低下が顕著になり、非常識な行動や暴力行為は逆に目立たなくなっていきます。
同じ行為の繰り返しはみられるものの、気になる部分を指でなぞり続けるなど、単純な行動のみが残ります。
・最終的に感情は失われ、言葉も発しなくなり、寝たきりの状態に。
ブルース・ウィリスの認知症判明にネット上のファン達の声は